原発と障害者

あるところで、id:mojimojiさんが次のように書いている。

原発に反対するのは、障害児が生まれるからではなく、汚染者が子どもたちから腕や足やその他身体の機能を勝手に奪い取るから、それが不正だからである。

これはなかなか新鮮な表現の仕方で、目を開かされた。と同時に、思ったことがあるのでいちおう記しておく。もしこの論理を使うとすると、妊娠女性は、お腹の中の胎児からその機能を勝手に奪い取らないように気をつける「義務」がある、ということになりそうだが、それはそうなのだろうか。不正なことを引き起こさない義務。タバコ、風邪薬、健康管理、感染、等々。ふつうはこれらは「配慮」として語られてきたようにも思う。以前に、生命倫理の論文で、まさに妊娠女性の「義務」を語っていたものがあった。それを読んだときに、なにか一抹の違和感があったのだが。

一般的には私が何を論点にしたいのかいまいち伝わらないのかもしれないし、私自身クリアーではないが、とりあえず以上。