また会える「さようなら」

旧友の佐藤雅彦僧侶の本。こころのケア・ボランティア、いのちの授業で出会ったことなどをもとにして、佐藤さんの考える仏教(浄土宗)の教えを、分かりやすい言葉で述べている。死の向こう側に世界があるというのは、そう「願って生きる」という智慧の次元であるという。この言い方が、一般の人々にはすとんと落ちるようだ。

宗教と哲学は重なり合いながらも、別のことをしているのだろうということがよく分かって有益だった。良い本です。