一人前でない者の人権

「一人前」でない者の人権―日本国憲法とマイノリティの哲学

「一人前」でない者の人権―日本国憲法とマイノリティの哲学

明治以降、「人権」の主体とされなかった者たちに法哲学憲法学から光を当てようとする力作。アイヌ民族、在日韓国・朝鮮人、先天性身体障害者ハンセン病患者、宗教的少数者たちが、扱われている。生命倫理学でいうパーソン論との接合を個人的には想像してみた。