ラフルーア(William R. LaFleur)氏逝去
ウィリアム・ラフルーアさんが2月26日に心臓発作で逝去されました。メールでお知らせが来ていたのですが、フォルダチェックを怠っていたせいで、今日はじめて知りました。大学のページにお知らせが出ています。冥福をお祈りします。
http://www.sas.upenn.edu/home/news/lafleur.html
水子供養、脳死などの研究で知られたジャパノロジストでした。私が最初にラフルーアさんに会ったのはもう10年以上も前のことで、私の本を読んだ彼がちょうど京都に来ていて、彼がセンター長をしていた京都センターの授業に呼んでくれたのでした。そこで脳死について米国の学生たちに話をして、そのあと京都の3条にあるイタリア料理店で酒を飲みながら話をしました。そのときに、ハンス・ヨーナスについて話をしたのをよく覚えています。
いちばん最近では、昨年京都大学でラフルーアさんの講演会があり、私は彼に予告せずに会場に行って聞いていたら、休憩時間に私のことを見つけて、声をかけてくれました。その後、彼から連絡があって、夏に梅田で会おうということになったのだが、ちょうどどうしても動かせない用事が入って会うのをキャンセルしたのでした。ラフルーアさんは、脳死についての本をほぼ完成させているとおっしゃっていて、それについて何か話をしたいようでした。メールでは、また会おうと言ってくれていて、それが最後となりました。あのときに会っていたら・・・と悔やみます。
合掌。
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