逝かない身体 ALS的日常を生きる

逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく)

逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく)

ALS(筋萎縮性側索硬化症)になった母親を、その死の床までともに生きた著者の手記であり、貴重な記録であり思索である。体が徐々に動かなくなり意識が閉じこめられていくという一般のとらえ方とはまったく異なった見方・感じ方が開かれていくのを感じる。生命倫理領域のことを考えている人は必読であろう。