白河桃子×森岡正博「草食系男子」対談

日経ビジネスアソシエにて、白河桃子氏と私の「草食系男子」についての対談の4回連載が開始されました。ぜひご覧あれ。

白河 森岡さんの新著『最後の恋は草食系男子が持ってくる』を拝見して、何だかすごく楽な気持ちになったんです。なぜなら、私が女性たちから受ける婚活や恋愛に関する質問や悩みに対する回答が、この中に書かれてあったからです。相手が草食系男子だと思えば、相談内容の半分以上は解決します。

 この本は女性向けに書かれていますが、前著の男性向けの『草食系男子の恋愛学』(2008年7月発行)を刊行されてから、すぐに出版が決まったのですか?

森岡 いえいえ。実は『草食系男子の恋愛学』を出した昨年7月の時点では、女性向けの本を書くつもりはありませんでした。「男性が女性に対して何かのメッセージを発するというのは、なんだか偉そうで嫌だな」と思っていたので、当時は書かないつもりだったんです。

 ところが、同書を出版した後、草食系男子の存在がメディアでかなり話題になったんです。テレビや雑誌などのメディアがこぞって草食系男子を取り上げるようになって、次第に女性たちから「草食系男子にアプローチする方法が分からない」という声があがり始めた。そして、それが私の耳にも届くようになりました。

 そういう女性の中には、婚活をしている方もいらしたでしょうし、結婚を考えずに普通に恋愛をしたいという方もいたと思いますが、「草食系男子にどうやって迫ればいいのか」「草食系男子とどうやって関係性を作ればいいのか」という切実な相談が、私のところに来るようになったんですよ。

・・・(続く)

http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090928/184166/

また同じサイトで深澤さんも草食男子と婚活について書いている。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20091006/186773/
比べてみるとニュアンスが違う点もあり興味深い。

深澤さんと私の見方はかぶっているが、違いを言えば、深澤さんは草食男子「世代」というふうに「世代」の特徴としてとらえようとしているのに対し、私は、たしかに草食系男子は戦後増えていると思われるが、若者世代がすべて草食化しているわけでもないし、草食系男子の中にもバリエーションがいろいろあるととらえているところか。いずれにせよ両者ともに間接的知見と印象で語っているにすぎないから、ちゃんと調べるためには実証的調査が必要であることは言うまでもない。

上記ページにあったが、フランスのLe Figaroが草食系男子についての報道をしている。
http://www.lefigaro.fr/international/2009/09/17/01003-20090917ARTFIG00301-le-desarroi-identitaire-des-jeunes-japonais-.php