生命倫理会議@脳死臓器移植

すでにご存じの方も多いかと思いますが、衆議院に移植法改正の第4案であるD案が提出されました。脳死の子どもの事前の意思を聞かずに、親の承諾だけで臓器摘出しようという案です。この案で5月中に国会採決される可能性が出てきました。その拙速を避け、長期脳死などの実体解明と情報提供と脳死移植の枠組みの再考をするという目的で、小松美彦さんらが中心となって生命倫理会議というものが設立され、記者会見を行ないました。その模様を、生命倫理会議のブログで見ることができます。

http://seimeirinrikaigi.blogspot.com/

私も、拙速を避けることは必要と判断し、賛同者に名前を連ねました。賛同者一覧を見ると、この業界に詳しい人ならちょっとびっくりするような名前が集っていることがわかるでしょう。私自身、ちょっと驚きました。国会採決までもうほとんど時間が残されていないように思われます。何かの抑止力になってほしいと思います。学者は議員ではないから、法案提出することもできないし、投票することもできません。背景で力を尽くすしかないのです。