無題

こういう時間に起きている私。早起きしたのではなくて、寝ずにずっと論文を書いていたのです。産出する義務について書いてるんだけど、ひさびさに何の文献も読まずに思考実験だけで書いてる。こういうのは久しぶりだな。こういう作業は私はとても好きである。この論文の締め切りが年末なので、文献で肉付けする作業は今回はできないけど、ほんとは、思考実験を際だたせるためにも、文献はちゃんと追っておいたほうがいいんだよね。院生さんは今回の私のようなことは、まねしないように(指導教員モード)。

今回の論文はハンス・ヨーナスの問題提起を受けて書き始めたのだが、ヨーナスの哲学は、非常にくせがあるが、とても重要なものを掴んで離さないタイプの哲学者だ。この人は本物だと思う。1993年まで存命だったわけだから、91年に米国に滞在していたときに、ヘイスティングス・センターに行って、会ってくればよかった。