memoria メモリア−まなざしの軌跡展 よかった

所用にて熊本市に。仕事が終わって、ホテルに戻ってから夕食しようと思って街に出たら、熊本市現代美術館というところで「memoria メモリア まなざしの軌跡」という企画展をやっていた。ふらふらっと入ってみたら、意外にも良質の現代美術展であった。アナザーマウンテンという中国の作家の廃墟写真、カンディダ・へーファーという人の図書館写真のシリーズは、写真好きなら至福の時間を楽しめると思う。あと、ピーター・ローゼルという人の、油絵は一級品だと思った。うちにも一枚ほしい。もちろんつまらないものもあって、ローゼルインスタレーションや、その他日本人作家のものは、ありきたりでつまらない。でも現代美術展でこれほど良作が揃っているのはすばらしいと思う。

この熊本市現代美術館は、ロビーにたくさんのソファと本棚と美術関係の山ほどの書籍がおいてあって、こっちは無料で利用できる。ピアノ演奏とかもやってたし、よい美術館だ。なんか、地方のほうが、こういうのは進んでいるのかなあ、いまは。ここは応援したい気分。

企画展のほうは、私一人しか見てなくて、貸し切り状態でした。

熊本市現代美術館
http://www.camk.or.jp/index.html